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10. ロングビーチ港

港湾名 ロングビーチ港
港湾管理者名 Board of Harbor Commissioners,City of Long Beach (Harbor Department)
組織の性格

(雇用者数)

当初、ロサンジェルス市がロングビーチ市の地先も買収してロサンジェ ルス港として開発しようとしたが、1909年、ロングビーチ市は独自に港 湾の開発・管理・運営を開始した。臨海部の土地は、1911年の州法で市 に供与され、同年、最初の市営ターミナルが設置された。防波堤は、連 邦が設置したものでロサンジェルス港と共用。現在、コミッショナーは 5名で、任期6年、市長の指名、議会の同意によって任命される。港湾 の予算は市議会の承認が必要。
港湾部の定員:280人
業務概要 港湾の開発・管理・運営
土地開発等
ICTF(コンテナ用鉄道ヤード公社)、ACTA(アメラダ回廊公社)への出資。
営業収支

(1995年)

港湾利用料収入:    137.6百万ドル
施設等リース料収入:   11.2百万ドル
その他:            2.7百万ドル
合計:            151.5百万ドル
営業経費は34.8百万ドル、減価償却費は26百万ドルである。このほか、 市への支払い5.2百万ドル、利払い29百万ドル等があり、純収入は49百万 ドルである。
年間港湾施設設備投資額:252百万ドル(1995)
港湾の性格 米国第一のコンテナ港で92船会社がサービスを提供。バルク貨物、自動車のターミナルも有する総合港湾である。ロサンジェルス港と隣接しているため、船社の誘致競争が激しい。港湾管理者である市の港湾部は、 土地や施設を提供するが、荷役はすべて民間のステベ会社や民間のターミナルオペレーター行っている。
取扱貨物量 (1994/5 FY) 総貨物量:          8,978万トン
コンテナ貨物:      2,739,516TEUs
石油類輸入:        2,178万トン
石炭等バルク輸出:      485万トン
主要港湾施設 Long Beach Container Terminal: 延長823m、水深15.2m、クレーン5基、 38ha
Hanjin Terminal:            延長550m、水深13.7m、クレーン3基、24ha
Sea-Land Terminal:         延長778m、水深12.8-13.4m、クレーン5基、38ha

等7つのコンテナターミナル。 その他、ドライバルク、オイルバース等

その他 PierA 背後の遊休地及びロサンジェルス市の一部(買収)を利用して、 70 haコンテナターミナルを整備する。借受者はHanjin となる見込みで、岸壁の工事が必要となるが、これはHanjin 社が実施する。
また、海軍用地 70ha が返還されるので、これを利用した開発も計画中である。

 

 

 

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